言葉の語源
日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。
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恵信尼消息 -浄土真宗聖典-
(一) (わかさ殿の御つぼね申させ給へ ちくぜん)
文書も焼かせ給いてや候うらんとて申し候う。それへ参るべきものは、袈裟と申し候う女の童、年三十六、又、その娘、なでしと申し候うは、今年十六、又、九になり候う娘と、親子三人候う也。又、ままつれ、その娘のいぬまさ、ことし十二、又、ことりと申す女、年三十四、又、あんとうじと申す男。さて、袈裟が今年三になり候う男子は、人の下人に具して産みて候えば、父親にとらせて候う也。おおかたは人の下人に、うちの奴ばらの具して候うは、世にところせき事にて候う也。
已上、合、女六人男一人、七人也。
建長八年丙辰の年七月九日 (花押)
【要約】
恵信尼75歳、親鸞84歳の時の手紙です。
以前、恵信尼が出した手紙を誤って親鸞側が燃やしてしまったそうで、再度同じ内容の手紙を送ったそうです。女6人と男ひとりが行くから面倒を見てくださいとのこと。どこからどこへ行くのかは書かれていませんけれども、かなりつらい道中になることが忍ばれます。
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恵信尼(えしんに)寿永元年(1182年) ~文永5年(1268年)
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浄土真宗の宗祖とされる親鸞さんの妻、
生まれは越後国、父は越後国の豪族・三善為教です。
●ゑしんの里記念館
http://www.eshin.org/index.shtm
恵信尼が晩年を過ごしたといわれる新潟県上越市板倉区にある記念館です。鎌倉時代の生活風景や、夫・親鸞や子どもたちとのやりとりを読み進める中で仏教のあり方がみえてきます。
(一) (わかさ殿の御つぼね申させ給へ ちくぜん)
文書も焼かせ給いてや候うらんとて申し候う。それへ参るべきものは、袈裟と申し候う女の童、年三十六、又、その娘、なでしと申し候うは、今年十六、又、九になり候う娘と、親子三人候う也。又、ままつれ、その娘のいぬまさ、ことし十二、又、ことりと申す女、年三十四、又、あんとうじと申す男。さて、袈裟が今年三になり候う男子は、人の下人に具して産みて候えば、父親にとらせて候う也。おおかたは人の下人に、うちの奴ばらの具して候うは、世にところせき事にて候う也。
已上、合、女六人男一人、七人也。
建長八年丙辰の年七月九日 (花押)
【要約】
恵信尼75歳、親鸞84歳の時の手紙です。
以前、恵信尼が出した手紙を誤って親鸞側が燃やしてしまったそうで、再度同じ内容の手紙を送ったそうです。女6人と男ひとりが行くから面倒を見てくださいとのこと。どこからどこへ行くのかは書かれていませんけれども、かなりつらい道中になることが忍ばれます。
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恵信尼(えしんに)寿永元年(1182年) ~文永5年(1268年)
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浄土真宗の宗祖とされる親鸞さんの妻、
生まれは越後国、父は越後国の豪族・三善為教です。
●ゑしんの里記念館
http://www.eshin.org/index.shtm
恵信尼が晩年を過ごしたといわれる新潟県上越市板倉区にある記念館です。鎌倉時代の生活風景や、夫・親鸞や子どもたちとのやりとりを読み進める中で仏教のあり方がみえてきます。
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