言葉の語源
日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。
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京都議定書は1997年に採択され、2005年2月16日に発効。160カ国の合意が得られ温室効果ガス削減に向けて、法的拘束力を持った明確なシグナルが出されたことは喜ばしいことだが、採択されてからの11年間、日本は何をしてきたのだろうか。数年前、機会があり企業になぜ安全な水にして流さないのかと聞くと「やればコストがかかる、困るのは消費者だよ」という答が返ってきた。魚も住めないほど川を汚したのは、ほかならぬ自分自身なのかと驚愕した。企業は商品を作り市場へ販売する、そして早く捨てさせることで利益を得てきた。行政は躊躇せず捨てればいいのさとばかりにプラスチックも燃やせるごみ焼却施設を増設している。
そんな生活にドップリ浸かっている市民が世界の環境問題に対してどう対処できるのだろうか。新幹線車内で読んだ雑誌WEDGEには次のような一文が載っていた。中国にあるネオジム鉄ボロンというHEV必須の鉱石採掘現場についての記事である。
「人件費が上がりコストが合わなくなってきた。そこで考え出されたのが直接採掘現場に硫酸をかけて抽出するといった荒っぽい生産方式である。(中略)つまり998トンの汚染された土砂は再処理のないまま川に廃棄されるのである」中国すべての川は環境問題解決のために汚染されている。
これこそ環境問題のシフト④の「代替的な方法によって生じる問題のシフト」ではないだろうか。
ハイテク工場から流される塩素系炭化水素などは粘度が低くコンクリートも透過する。あるものは揮発性が高く土壌内の空気を、あるものは地下水路に達して地下水を汚染する。(稲田勝『環境リテラシー』リベルタ出版)土地土壌センターでは土壌汚染対策試算を13兆円と出した、商品をつくる前に莫大な経費をかける企業は皆無に等しい。仏をつくって魂入れずとなっているのかと思うと京都議定書が採択される27年前は環境権が提唱されていた。「人たるもの誰もが、健康や福祉を犯す要因に災いされない環境を享受する権利と、将来の世代への現在の世代が残すべき遺産であるとことの、自然美を含めた自然資源にあずかる権利」が基本的人権の一つとして確立されるべきであるとされている。(稲田勝『環境リテラシー』リベルタ出版)
アメリカの調査会社Harris Interactive社の調べでは、2006年の欧州においてディーゼルエンジン車の人気が高い、燃費効率がよくCO2排出量が少ないエンジンを搭載する自動車を既に知っているのである。日本では石原都知事のパフォーマンスにより支持率が低迷していたが、2009年には日産、三菱、ホンダから販売が予定さる。中でもホンダはディーゼル車だけではなくハイブリット車にも力を注いでいるのだ。2006年9月、広州で第二自動車工場を完成させたときのこと「記念式典には地元政府関係者や広州汽車集団の幹部らが多数参列した。あいさつにたったホンダ社長の福井威夫氏は、新工場が地球環境や作業効率に配慮した『グリーンファクトリー』であることを誇らしげに披露した。水のフル循環システムを採用し、工場用水の外部排出をゼロとしたのだ」(長谷川洋三『クリーンカー・ウォーズ』中央論新社)
東京は武蔵野に流れる多摩川の地名は、川の砂利がたまのようにきれいだからついたのだといわれる。おりしも広州に同じ意味を持つ「たま」の文字がついた「珠江(しゅうこう)」という川がある。この川を始め、いつか日本の技術によって生まれ変わった川の畔で「珠江という川はたまのようにきれいだから、その名前がついたんだよ」といわれる日が来ることを期待している。
そんな生活にドップリ浸かっている市民が世界の環境問題に対してどう対処できるのだろうか。新幹線車内で読んだ雑誌WEDGEには次のような一文が載っていた。中国にあるネオジム鉄ボロンというHEV必須の鉱石採掘現場についての記事である。
「人件費が上がりコストが合わなくなってきた。そこで考え出されたのが直接採掘現場に硫酸をかけて抽出するといった荒っぽい生産方式である。(中略)つまり998トンの汚染された土砂は再処理のないまま川に廃棄されるのである」中国すべての川は環境問題解決のために汚染されている。
これこそ環境問題のシフト④の「代替的な方法によって生じる問題のシフト」ではないだろうか。
ハイテク工場から流される塩素系炭化水素などは粘度が低くコンクリートも透過する。あるものは揮発性が高く土壌内の空気を、あるものは地下水路に達して地下水を汚染する。(稲田勝『環境リテラシー』リベルタ出版)土地土壌センターでは土壌汚染対策試算を13兆円と出した、商品をつくる前に莫大な経費をかける企業は皆無に等しい。仏をつくって魂入れずとなっているのかと思うと京都議定書が採択される27年前は環境権が提唱されていた。「人たるもの誰もが、健康や福祉を犯す要因に災いされない環境を享受する権利と、将来の世代への現在の世代が残すべき遺産であるとことの、自然美を含めた自然資源にあずかる権利」が基本的人権の一つとして確立されるべきであるとされている。(稲田勝『環境リテラシー』リベルタ出版)
アメリカの調査会社Harris Interactive社の調べでは、2006年の欧州においてディーゼルエンジン車の人気が高い、燃費効率がよくCO2排出量が少ないエンジンを搭載する自動車を既に知っているのである。日本では石原都知事のパフォーマンスにより支持率が低迷していたが、2009年には日産、三菱、ホンダから販売が予定さる。中でもホンダはディーゼル車だけではなくハイブリット車にも力を注いでいるのだ。2006年9月、広州で第二自動車工場を完成させたときのこと「記念式典には地元政府関係者や広州汽車集団の幹部らが多数参列した。あいさつにたったホンダ社長の福井威夫氏は、新工場が地球環境や作業効率に配慮した『グリーンファクトリー』であることを誇らしげに披露した。水のフル循環システムを採用し、工場用水の外部排出をゼロとしたのだ」(長谷川洋三『クリーンカー・ウォーズ』中央論新社)
東京は武蔵野に流れる多摩川の地名は、川の砂利がたまのようにきれいだからついたのだといわれる。おりしも広州に同じ意味を持つ「たま」の文字がついた「珠江(しゅうこう)」という川がある。この川を始め、いつか日本の技術によって生まれ変わった川の畔で「珠江という川はたまのようにきれいだから、その名前がついたんだよ」といわれる日が来ることを期待している。
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