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言葉の語源

日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。

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■付け焼き刃(つけやきば)

その場逃れのために、にわか仕込みで勉強することをいい、中世の鎌倉、室町時代につくられた刀鍛冶(かたなかじ)の用語です。

日本刀を作るには、何度も地金を金鎚で打って鍛えなければ、切れ味の鋭い刀に仕上がりません。あまり鍛えられない刀は「付け焼き刃」といって、見掛けはよい刀と区別はつかないけれども、弾力不足になり、固いものを切ろうとするとすぐに折れてしまいます。

そこで、実力のないものができるもののまねをして態度を取り繕うさまを「付け焼き刃」というようになりました。

ところがどんなにいい刀でも実践では5人も切れば使えなくなってしまう、それならば戦場には安い刀を何本も持って行き、取り換えて使うほうが資金的にも戦力的にも有効です。結局、名刀といわれるものは、鑑賞用にすぎないのでした。

ある笑い話に「試験の前日、一夜漬けも間に合わないからと、カンニングペーパーを大量に作っていたら試験に合格してしまった」というのがあります。そう考えると、もしかすると付け焼き刃って悪いことだけじゃないのかな? と思えてくるから不思議ですね。
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