言葉の語源
日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。
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「北」
方位を表すだけではなく思いもよらない意味が隠されています。
北という文字は2人の人間が背中を向け合っている姿を現し、
もとは背中を意味していました。
それでは2人の人間は何に背を向けているのでしょうか。
王さまに背中を向けているのです。
古代中国の都市計画の精微さは有名で
「天子は南面する」という言葉が象徴するように
天子の宮殿は必ず南向きに建てられていました。
南に向かう者はすなわち王でした。
これに反対する者が北、王に背く者なのです。
そのため反乱者から王を守る者を「北面の武士」といいます。
中国の歴史は侵入してくる異民族との戦乱の歴史でもあり、
異民族はすべて北から中国本土に攻め入ってきました。
彼等との話柄を保つため泣く泣く国一番の美女を何度も差しだしたりしています。
北からの侵攻を食い止めるために築かれたのが
かの万里の長城です。
一方、北には方位を決める重要な面もあり、
北極星を目印にして幾多の戦いを勝利に導いた人物がいます。
それが『三国志』でおなじみの軍師、諸葛孔明です。
孔明は占星術をよくし、
戦場では常に北を指す仕掛けのある車に乗って
全軍の指揮を執ったと言われています。
<参考文献>漢字の謎講座広告から
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