言葉の語源
日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「者」
旧字では「日」は薪の入っている容器であり、文字の上半分の「土」と「ノ」は薪や火の粉を表しています。
つまり者とは、薪を一カ所に集めて燃やすことから人や物が集まるという意味になった文字なのです。それにこざと偏がついて「都」になったのです。
ほかの例を見てみましょう。
煮沸の「煮」は下に4つの点の「れっか」が上にあるものを炎を集めて加熱するという意味であり残暑の「暑」は太陽を表す「日」が集中してあたり暑くなるという意味です。
一見わかりにくい文字に「書」という文字にも者が含まれています。筆のくさかんむりの下の文字は者から成り、墨を筆先の一カ所に集めて紙にとどめることから、筆で期す意味になりました。
話を元に戻しますと、
者が、人が集まるという意味からやがては、
医者や役者のように人物の特性を表す用い方がでてきたようです。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL: