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言葉の語源

日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。

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  「寺」

現在は「寺」といえば僧侶の居るところや葬儀を行うところと言うのが一般的な認識でしょう。ところが意外にも寺は本来の仏教とは関係のない文字だったのです。

文字の構成からみると
「寺」は土と寸から成り立っています。

行くという意味の「之」か、または行う、行くを意味する「止」の変形したものであり、

寸は指や手を表す文字で、きまりや基準を示しています。つまり寺は決まりを行うために行くところ、法を守らせるところを表していました。

この寺と人を組み合わせると「侍」という文字になります。日本ではさむらい、武士を意味しますが、もとは主君に使えて役所に出入りする人が侍だったのです。

<参考文献>漢字の謎講座広告から


では、なぜ寺の文字は仏教寺院を表す言葉になったのでしょうか?

事の起こりは1900年前、漢の時代インドで興った仏教が中国に伝来したときのことです。インドからきた僧侶たちはまず、こうろじ、という役所に収容され、彼等はそこを拠点として布教活動を行いました。

こうして寺は、仏教の興隆と共に僧侶の居るところ、仏教の布教場所という意味として使われるようになり現在に至りました。

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  「万」

一般に万という文字は非常に数が多いという意味で使われています。

万は萬の略字と思われがちですが、
実は別の文字なのです。

元来「萬」はサソリの形をして表していて、
サソリは卵からかえった数多くの子どもを背中に乗せて育てることから、千の位のうえに位置する数値として「まん」を指す文字となりました。

一方で万の由来はインドにその期限を発します。
インド伝来の吉祥の形に「卍(まんじ)」があり今も寺院を表すマークとして地図に掲載されています。

この卍が仏教徒共に中国へ伝来したときに、
「万」の文字が当てはめられました。

<参考文献>漢字の謎講座広告から

  「北」

方位を表すだけではなく思いもよらない意味が隠されています。

北という文字は2人の人間が背中を向け合っている姿を現し、
もとは背中を意味していました。
それでは2人の人間は何に背を向けているのでしょうか。

王さまに背中を向けているのです。

古代中国の都市計画の精微さは有名で
「天子は南面する」という言葉が象徴するように
天子の宮殿は必ず南向きに建てられていました。

南に向かう者はすなわち王でした。

これに反対する者が北、王に背く者なのです。
そのため反乱者から王を守る者を「北面の武士」といいます。

中国の歴史は侵入してくる異民族との戦乱の歴史でもあり、
異民族はすべて北から中国本土に攻め入ってきました。

彼等との話柄を保つため泣く泣く国一番の美女を何度も差しだしたりしています。
北からの侵攻を食い止めるために築かれたのが
かの万里の長城です。

一方、北には方位を決める重要な面もあり、
北極星を目印にして幾多の戦いを勝利に導いた人物がいます。

それが『三国志』でおなじみの軍師、諸葛孔明です。

孔明は占星術をよくし、
戦場では常に北を指す仕掛けのある車に乗って
全軍の指揮を執ったと言われています。
<参考文献>漢字の謎講座広告から

 「民」

今でこそ世界中の多くの国々は民主主義などといって
国民主権の体制が当たり前のようになっています。

ところが本来「民」とは奴隷のことでした。

確かに今でもたんまり税金を取られて
奴隷みたいなもんだ立腹される方も少なくないと思います。

しかし、奴隷だったころの民がどのような待遇を受けていたのかを知れば
きっと現在の民である自分にホッとすることでしょう。


民はもともと眼睛を針で刺している形から作られた象形文字です。
これは甲骨文字に次いで古い原始文字の金文にみる民の文字から分かります。

本来、民は征服者の氏族以外の者を示すときに用いられました。
つまり被征服民族ということです。

古代の中国ではそうした異民族の捕虜を奴隷とすることが多く、
かららは征服者の氏族神にささげられました。
そのとき何らかの障害を加えられたことがあるようです。

つまり神に仕えるために強制的に盲目にさせられた奴隷が民だったのです。

後に民は字義が拡大されて統治されている人々、
盲目的に奴隷のように支配されている人々のことを指すようになりました。

古代中国には既にそうした意味で使われた書物が残っています。
征服者に失明させられることを考えたら税金ぐらい安いもの(?!)かもしれません。

<参考文献>漢字の謎講座広告から



  「鬼」

鬼という文字は人がしゃがんでいる形の「儿(じん、にん)」と死者の霊であるおにの頭の形「田」からできています。

中国では生者の陽に対して、死者を陰として、死者(先祖)の霊を鬼として崇拝しました。日本では陰陽五行説の影響で、鬼は恐ろしいもの、人を食らう怪物となり、さらに仏教の影響で餓鬼から赤鬼、青鬼が生まれました。

鬼は牛のような角、虎のような牙と虎皮のフンドシをつけた姿で描かれますけれども、これは「鬼門(北東)」という言葉からも分かるように鬼の住む北東が十二支の丑寅に当たるからなのです。

<参考文献>漢字の謎講座広告から

  「城」

城という文字は「土」と「成」からできています。「成」は道具を表す「」と釘の象形文字である「丁」をあわせた文字で、打って盛り上げるという意味があります。

つまり城とは盛り上げて築いた「しろ」のことです。また「成」は武器の制作に呪祝を行う意味と守る意味があり、城とは武装した都市のことであるという説もあります。

日本では城を中心に武士、町人が住む住宅地があり、その周辺に農村、田畑があるのが一般的ですが、中国の城は都市全体を城郭で囲んでいます。二重に囲む場合は内側を「城」、外側を「郭」といいます。

<参考文献>漢字の謎講座広告から
フランス文学者・渡辺一夫(1901~1975)さんが
お書きになったエッセーの表題です。

ややこしい言い回しですけれども、
単純に言ってしまえば

寛容であるということは
戦争のときに銃を向けられたら死ねってことですよね。
自分の命惜しさに人の命を奪う、どっちも悲しい結末が待っています。

それに人間は元来わがままな人種ですから、
寛容である相手に対して取る行動は一つ、
自分が優位に立つように振る舞うだけでしょう。

私はちょっとした行き違いというか相手の勘違いがもとで、
吊し上げられたことがありますが、勘違いだと分かってからも、
相手は、自分の過ちをわびないどころか横柄な態度を改めることはありませんでした。

個人になればなるほどその傾向は大きいような気がします。
面と向かって言わずに、影でコソコソしている、
その態度を寛容の精神でみていても何も変わることはなく、
ただ、反論できないやつには何でもしてやれという感じしか受け取れません。

もちろんある程度の寛容さ、心の広さは必要だし、
誰でも過ちを犯すものなので、それを許さないという気持ちはもっていませんが、
少し優しい顔、弱々しい態度を見せようものなら襲い掛かってくる、

まあ、それじゃあ猛獣と変わりないじゃありませんか。
コンクリートジャングルとはよくいったものです。
どこかに調教師はいないかしらね?

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そういえばちょっと前に「漢字の謎」講座のお勧めの封書がきて、
ここにも漢字の成り立ちが書いてあります。

例えば 「県」

県の旧字は「縣」と書き「県」と「系」からなります。
県はぶら下がる意味を表し、系は木の枝などに懸けることを表します。
ではいったい、県には何がぶら下がっているのでしょうか。

県は首を逆さまに倒した形です。
古代中国では罪人の首を切って木の枝に吊し、見せしめにしました。
そのためぶら下がるという意味が生まれたのです。

後に中央政府の下に「ぶら下がる」存在なので、
縣の文字を使いました。

ちなみに日本では県の中に郡がありますが
中国では郡の下に県が置かれています。

<参考文献>漢字の謎講座広告から
新たに作ること。またそのもの。

江戸時代
部屋を持たない遊女のことであったとか。
それから20才前後の未婚女性のことを指すようになり
他人の妻のことを、このように呼ぶようになりました。




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