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言葉の語源

日常、耳にする言葉の意味を調べています。 日本語って知れば知るほど魅力のある言葉ですね。

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友達に、このごろ仏教関連の仕事をするようになったの~というと、新聞を切り抜いてくれた。もったいないので、掲載しま~す。


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       (ずいじい)
法華経と申すは 随自意  と申して
仏の御心をとかせ給う

衆生身心御書(しゅじょうしんしんごしょ)P159遍1,468
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通解
法華経という経は髄自意といって、仏の御心を説かれたのである。


そのまんまですね。仏さまは昔も今も変わりません。
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友達に、このごろ仏教関連の仕事をするようになったの~というと、新聞を切り抜いてくれた。もったいないので、掲載しま~す。


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その国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、
仏種は縁によって起こる是の故に一乗を説くなるべし

高橋殿御返事P1467編1427
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通解
その国の仏法流布は、あなたにお任せする。仏種は縁によって起こる。その故に一乗(法華経)を説くのである。


一乗とか、二乗、三乗という言葉を聞くのですが、どういう意味なのでしょうか。

「乗」とは乗る物、自動車に乗るときの「乗る」、つまりここでは「衆生を乗せて悟りの境地へ運ぶ乗り物」として法華経という意味なのですね。インドから、中国を経て伝わってきた中でも、あまり意味の変わってない漢字は、仏教用語に多いのかもしれません。

参考
http://ichigu.net/person/teach.html


ぶっ‐しゅ【仏種】
(1)仏を生ずる種姓。
(2)悟りを得るための所行。
広辞苑 第五版 (C)1998,2004 株式会社岩波書店】
友達に「このごろ仏教関連の仕事をするようになったの~」というと、新聞を切り抜いてくれた。もったいないので、掲載しま~す。

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(いのち)(すで)
  命   已  に一念にすぎざれば

    (ずいき)
仏は一年 随喜  の功徳と説き給へり

持妙法華問答抄(じみょうほっけもんどうしょう)P466編216
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通解
人の生命は究極的に一瞬の生命に極まる故に、仏は一念随喜の功徳と説かれたのである。

仏の教えを聞いて随喜するのは同感です。ほかにも知っている人がいいことをしているのを聞くと「あ。すごいな」と思ったり、道行く人に場所を聞いたりしてきちんと説明してくれて、その上相手が外国人で流ちょうな日本語を話しているのを聞くと「あ~、すごいな。私が外国へ行ったら、そんなにその国の言葉が話せるようになるかしら」などと、感動してしまうとか、そんな気持ちでしょうか。

随喜(ずい‐き)
〔仏〕五悔(ごげ)の一。人の善事を見て、これに随順し歓喜すること。転じて、心からありがたく感ずること。平家物語(2)「みなたなごころを合はせて―の涙をぞもよほしける」
広辞苑 第五版 (C)1998,2004 株式会社岩波書店
友達に、このごろ仏教関連の仕事をするようになったの~というと、新聞を切り抜いてくれた。もったいないので、掲載しま~す。

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(かこ)(しゅくえん) (きた)               
 過去の 宿   縁 追い 来って、今度日蓮が弟子と成り給うか・

  (たほう)    (そうろう)    
釈迦 多宝 こそ御存知  候   らめ、

(ざいざいしょぶつ どじょう よ し ぐ しょう)
「在  在 諸仏  土 常  与 師 具 生」よも虚事候はじ


生死一大事血脈抄(しょうじいちだいじけつみゃくしょうP1,338、編402)
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通解

あなたは、過去の宿縁から今世で日蓮の弟子となられたのであろうか。釈迦・多宝の二仏こそご存じと思われる。法華経化城喩品の「存在の諸仏の土に 常に師と俱に生ず」の経文は、よもや嘘とは思われない。

三世にわたる仏法の深い師弟の関係を教えられた一節です。
何かと思ったら本の名前です。

「社長は食べられました―「敬語力」養成講座」

「られた」が敬語だから食べる+られるでいいと
思っているようですが、ずいぶんと面白い言葉です。

ほかにも、ら抜き言葉やさいり言葉も混同している人もいますね。
今日の会議で、○○を見られるようにしなくてはと話していたら、
20代ぐらいのきれいなおねーさんが

「それは、らいり言葉と言って違うんですよ」
と注意してくださいました。

確かにラ行が入っていますが見られるは、
見ることができる、できないときに使うのですから、
そんなとき「見れるよね、見れない?」なんていうほうが
ちょっと子ども言葉みたいでおかしいです。

きっと、以前おねーさん自身が注意されたので
私にも言ったのでしょうけれども、薮蛇でしたね。

普段のしゃべる言葉も、意識しながら話していると
自然と出て来るものだと思うのです。

きれいな言葉やきれいな日本語って難しいです。
つい最近、久しぶりに、
きたのじゅんこさんのイラストを見ました。
金の森 銀の森

やっぱりきれいだなあ……。

始めて見たときからのなのですが、

萩尾望都さんのお話を
きたのじゅんこさんのイラストで見てみたい。

いえね萩尾望都さんは漫画家ですし、
萩尾望都さんの絵が好きじゃないってわけではないんですよ。
つい最近のは「バルバラ異界」でとまってますが、

古いところでは「ビアンカ」とか「精霊狩り」、
ほかにも「ポーの一族」「11月のギムナジウム」「トーマの心臓」、
SFチックな「スターレッド」「11人いる!」「百億の昼と千億の夜」「ウは宇宙船のウ」「霧笛」
「訪問者」「メッシュ」「銀の三角」などなど挙げたらきりがありません。

幼いころから見ているし、読んでるし
私は萩尾望都さんの一ファンと言っても過言ではありません。
イラストも言葉もとてもきれいで、読みながらついつい引き込まれていく、
どの作品をみてもグレードの高さは変わらない、

読了したあとの爽快感、そしてまた始めから新たな気持で読みたくなる作品は、
後にも先にも萩尾望都さんだけです。

だからこそというか、萩尾望都さんは漫画家という側面のほかに、
小説家というイメージがあるのです。私の中では、

「小説を書いている人が、イラストも描いている」っていう感じ。

そういう思いがあるので萩尾望都さんの小説を
きたのじゅんこさんのイラストで読みたと考えたんです。

音楽でもコラボレーションってありますよね。
ただ原作を考えてイラストを別の人が描くのではなく、
漫画を小説にする、そしてイラストを付ける、

漫画の世界でもそういうコラボレーションがあっても
いいと思いました。
烏樟

うしょう、と読みます。

黒文字という木がありまして、その樹皮を烏樟といいます。漢方薬にも使われ樹皮のほかにも、葉っぱを乾燥させて煎じて飲むと胃腸の働きを助け、枝などをそのままお酒に漬けたり、お風呂に入れると身体が温まるといわれています。

ちょっと気どっておもてなしをするとき「クロモジをどうぞ」なんて言いませんか。そうです、楊枝のことをクロモジと呼ぶのはこの木を使っているからなんですね。

<参考サイト>
http://www.eonet.ne.jp/~zhenwu/honbun/zoukan-3128.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%82%B8
http://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/researcher/080827/
http://blog.goo.ne.jp/rgriggs1915/e/fc5bc2b4f44c0c0d13636e9f5c098164
http://www.kanshin.com/keyword/985459
http://www.geocities.jp/aaaself/syu--mi/ha-bu/kuromoji.html
http://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/crude/041112/
 
 「ゆめゆめ怠ってはなりません」

などというときに使う「ゆめゆめ」
あなたなら、どういう漢字を当てはめますか。


私は「夢夢、怠ってはなりません」
かなと思っていましたけれども

努努あるいは努々と書くんですね~。

「努」を
「ゆめ」と読むなんて知りませんでした。

うーん、さすが漢字、奥が深いわ。

今、仕事をしていてびっくりしたので、
思わず書き込んでしまいました。

あなたも
「え!?この漢字は、こんな読み方するの?」
というものを見付けたら教えてくださいね~(^^)。

ゆめ‐ゆめ
〔副〕
(ゆめ(努)を重ねた語。禁止・否定などの語を伴う)
必ず必ず。きっときっと。決して決して。源氏物語(槿)「もらし給ふなよ―」。「―疑うことなかれ」
つとめて。精出して。今昔物語集(12)「汝なほ―仏を念じ奉り、法花経を受持・読誦し奉るべし」
少しも。更々。ゆめにも。更に。平家物語(11)「別の意趣思ひ奉ること―候はず」
<参考:広辞苑五版>
私と同時期に子どもを出産した女性Aさんがいました。
相手のお子さんはおっぱいを飲む力が弱くて鼻から胃までチューブを入れて、
そこから搾った母乳を注射器で流し込んでいました。

同じ病室になったよしみで何くれとなく面倒を見ていたのですが、
ある日「ちょっと子どもを抱いていてくれ」というので言うとおりにしたら
看護婦を呼んできて「うちの子どもを放してくれない」と訴えるのです。

あなたが抱っこしてくれと言ったんじゃないと言い返すと
「私はそんなことは言ってない」のというんです。

あとで看護婦の言うことには、
「ちょっと育児ノイローゼになっているから、あまり構わないほうがいいですよ」。

支離滅裂だったけど、ノイローゼならしかたがないと思い、
私は病院を退院したら、すっかり忘れていました。

数年後、同じ幼稚園でバッタリ。
Aさんは私のことをしっかり覚えていて、
また付け回してきたと、いろいろ言い触らされました。

私は、そういうことを友人から聞いて、
「ああ、あの人?!」とやっと思い出した始末なんですが、
それを聞いた幼稚園の先生が私に真否を尋ねます。

しかし、全然私には思いあたる節もないので、
どうしてそんなことをいうのか聞くとAさんは

同じ病室で子供が生まれたんだけれども、
それからいつも監視しているとか、いじめるとか、
外へ出るのが怖いとか言っているんです。

思い当たる出来事は全然ないのですが
かろうじて思い出したことはたった2つです。

働いているので子どを保育園へ預けていたころ、
帰り道、たまには遠回りしてみようといつもは通らない道を通ったら、
Aさんの住んでいる団地があって、Aさんと偶然会ったのですが
話すこともないので会釈して帰りました。

ほかに買い物の途中スーパーの前で会ったんです。
子どもをおんぶしていたので、オネムかなと思って
重いだろうし、あんまり長話と二言三言で終わりました。

「子どもが生まれて3年もの間、
 たった二度しか会ってない私に
 何ができるというのでしょうか」

と言うとAさんは泣き出しました。

そしてぽつりぽつりと話し始めたことには、
同じ時期に生まれたのにどうしてうちの子だけと思ったこと、
育つのが遅いのでいつも引け目を感じていたこと、

スーパーの前で会ったとき、
自分の子どもはほとんど歩くこともできないのに
手を引いて歩いているのを見せ付けられとても悔しかったことなど、
泣きながらしゃべりました。

幼稚園の先生は、それなら誰もわるくないんだから、
謝りましょうと言ってくれて、Aさんは私に頭を下げました。

彼女もつらかったのだと思います。
自分の身体がから産み落としたのだから
余計に責任を感じていたのも同じ母として十分に分かります。

しかし人に責任転嫁しても変わりません。

子どもがわるいわけでもない、親がわるいわけでもない、
あるがままを受け入れることから、一歩前に進むことができる、
私はそう思います。
恵信尼消息 -浄土真宗聖典-

(一) (わかさ殿の御つぼね申させ給へ   ちくぜん)
 文書も焼かせ給いてや候うらんとて申し候う。それへ参るべきものは、袈裟と申し候う女の童、年三十六、又、その娘、なでしと申し候うは、今年十六、又、九になり候う娘と、親子三人候う也。又、ままつれ、その娘のいぬまさ、ことし十二、又、ことりと申す女、年三十四、又、あんとうじと申す男。さて、袈裟が今年三になり候う男子は、人の下人に具して産みて候えば、父親にとらせて候う也。おおかたは人の下人に、うちの奴ばらの具して候うは、世にところせき事にて候う也。
 已上、合、女六人男一人、七人也。
 建長八年丙辰の年七月九日   (花押)

【要約】
恵信尼75歳、親鸞84歳の時の手紙です。
以前、恵信尼が出した手紙を誤って親鸞側が燃やしてしまったそうで、再度同じ内容の手紙を送ったそうです。女6人と男ひとりが行くから面倒を見てくださいとのこと。どこからどこへ行くのかは書かれていませんけれども、かなりつらい道中になることが忍ばれます。


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恵信尼(えしんに)寿永元年(1182年) ~文永5年(1268年)
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浄土真宗の宗祖とされる親鸞さんの妻、
生まれは越後国、父は越後国の豪族・三善為教です。

●ゑしんの里記念館
http://www.eshin.org/index.shtm
恵信尼が晩年を過ごしたといわれる新潟県上越市板倉区にある記念館です。鎌倉時代の生活風景や、夫・親鸞や子どもたちとのやりとりを読み進める中で仏教のあり方がみえてきます。

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